ニンテンドーDSの充電器は100均ダイソーにある？代用や売り場も調査

久しぶりに押入れの奥から懐かしのニンテンドーDSを引っ張り出してきたものの、「あれ、充電器どこいったっけ？」と途方に暮れてしまうこと、ありますよね。

すぐに遊びたい気持ちを抑えつつ、とりあえず近所のダイソーやセリアに駆け込めばなんとかなるんじゃないか？と考えるのは自然な流れです。

でも、ちょっと待ってください。実は一口に「DSの充電器」と言っても、機種によって端子の形が全く違ったり、100均の店舗によっては取り扱いが終了していたりと、意外と落とし穴が多いんです。

初代DSの充電器代用を探している方や、専用の充電器なしでなんとか充電したいと考えている方に向けて、私が実際に足を使って調べた100均（ダイソー・セリア・ワッツ）の最新在庫状況と、もっと賢い入手方法をシェアしますね。

「せっかく買ったのに使えなかった…」なんて失敗をしないためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

ニンテンドーDSの充電器は100均ダイソーにある？

「とりあえずダイソーに行けばなんとかなる」という信頼感は絶大ですが、ことレトロゲーム機に関しては状況が少しシビアです。

結論から言うと、ニンテンドーDSシリーズ（特に3DSやDSi）の充電器は100均でも手に入りますが、すべての店舗に必ずあるわけではありません。

店舗の規模や地域、さらにはその店の店長さんの発注方針によっても品揃えが大きく異なります。

ここでは、私が実際に複数の店舗を回って確認したリアルな在庫状況と、購入時に気をつけるべきポイントを深掘りして解説していきます。

3DS充電器はどこに売ってるか在庫調査

まず最初にターゲットにするのは、現在でもユーザー数が比較的多い「ニンテンドー3DS」や「ニンテンドーDSi」用の充電器です。

これらは端子の規格（WAP-002）が共通しているため、パッケージに「3DS用」と書いてあればDSiやDSi LL、2DSでも問題なく使用できます。

さて、肝心のダイソーでの在庫状況ですが、大型店であれば「高い確率で在庫がある」と言えますが、小型店や都市部のコンビニサイズの店舗では「ほぼ見かけなくなった」というのが正直なところです。

具体的な売り場についてですが、これが見つけるのに一苦労なんですよね。

基本的には「電気小物コーナー」や「モバイル用品コーナー」にあるのですが、iPhoneやAndroid用のUSB-Cケーブルが壁一面に並んでいる影で、棚の最下段や端っこのフックにひっそりと吊るされていることが多いです。

たまに「おもちゃ・パーティーグッズコーナー」に紛れ込んでいることもあるので、電気コーナーで見つからなくても諦めずに店内をパトロールしてみてください。

購入前の最重要チェックポイント

ダイソーなどの100均で販売されているのは、あくまで「USB充電ケーブル」単体です。

コンセントに挿す四角いブロック部分（ACアダプター/USB充電器）はセットになっていません。

自宅にスマホ用のUSB充電器やパソコンのUSBポートがないと、ケーブルだけ買っても充電できないので注意してくださいね。

また、最近のダイソーでは、100円（税込110円）の商品だけでなく、高機能な300円〜500円商品も増えていますが、DS用ケーブルに関しては依然として100円のラインナップが主流です。

これは嬉しい反面、コスト削減のためにケーブルが極端に短かったり（50cm〜70cm程度）、内部の銅線が細かったりすることもあるため、「とりあえず充電できればいい」という割り切りが必要かもしれません。

「プレイしながら充電したい」という場合は、長さが足りずに延長コードが必要になるケースも多々あります。

ケーブルが売ってる場所ならワッツが強い

もしあなたのお住まいの地域に、100円ショップの「ワッツ（Watts）」や「ワッツウィズ（Watts with）」、あるいは系列の「フレッツ」があるなら、迷わずそこへ直行することをおすすめします。

「ダイソーになかったらワッツへ行け」というのは、我々ガジェット好きの間ではある種の格言になっているほどです。

なぜワッツが強いのかというと、彼らは他の100均チェーンとは異なり、早くから「100円以外の価格帯」での高付加価値商品に力を入れてきたからです。

特にゲーム周辺機器においては、「Watts Select」というプライベートブランドを展開しており、その品質は頭一つ抜けています。

具体的に私が愛用しているのが、ワッツで販売されている330円（税込）の3DS用充電ケーブルです。

100円のケーブルと比較すると、その差は歴然です。

特徴	ダイソー等の100円ケーブル	ワッツの330円ケーブル
ケーブル被覆	ビニール製で細く、折れ癖がつきやすい	ナイロンメッシュ加工で太く、断線に強い
コネクタ部	プラスチックの継ぎ目が脆いことがある	しっかりとした成形で抜き差しに安心感がある
ケーブル長	70cm前後の短めが多い	1m〜1.2m程度あり、プレイ中も余裕がある
充電安定性	稀に接触不良や電圧降下が起きる	安定して電流が流れる印象（体感）

たった200円の差ですが、断線して買い直す手間や、充電中に「接触が悪くて充電されてなかった！」というストレスを考えれば、コストパフォーマンスは圧倒的にワッツの方が上です。

特に、小さなお子様が使う場合、ケーブルを引っ張ったり曲げたりと過酷な扱いを受けることが多いので、耐久性の高いメッシュケーブルを選んでおくのが賢い選択かなと思います。

ワッツは店舗数こそダイソーに及びませんが、ショッピングモール内のテナントなどに入っていることも多いので、ぜひ探してみてください。

セリアでの取り扱い状況と注意点

おしゃれな雑貨やDIY用品で人気の「セリア（Seria）」ですが、デジタルガジェットやゲーム周辺機器に関しては、少し保守的なラインナップであることが多いです。

私がいくつかの店舗を調査した限りでは、3DS用の充電ケーブルを取り扱っている店舗もありましたが、ダイソーやワッツに比べると在庫の安定感は劣る印象を受けました。

セリアで見かけることが多いのは、「リール式（巻き取り式）」のUSBケーブルです。

これは使わないときにシュルシュルっと巻き取ってコンパクトにできるので、持ち運びには非常に便利なのですが、構造上どうしても故障のリスクが高くなります。

特に100円のリール機構はバネが弱かったり、ケーブルが内部で絡まったりして、「引き出せなくなった」あるいは「巻き取れなくなった」というトラブルが起きやすいのが難点です。

セリアでの購入時の注意点

セリアは基本的に「全品100円」を貫いているため、ワッツのように300円の高機能モデルが存在しません。

つまり、コストの制約の中で作られた商品のみとなります。

緊急用として割り切るなら十分ですが、メインの充電器として長く使いたい場合は、耐久性の面で少し不安が残るかもしれません。

また、セリアは店舗によって品揃えの差が激しいのも特徴です。

確実に手に入れたい場合は、お店に行く前に電話で在庫確認をするのが無難です。

その際、「ニンテンドー3DS用の充電ケーブルはありますか？」と具体的に聞かないと、スマホ用のケーブルと勘違いされることがあるので注意してくださいね。

もし店頭になければ、店員さんに「取り寄せ」ができるか聞いてみるのも手ですが、1個単位での取り寄せは難しい場合が多いので、やはり他の店舗やAmazonなどを検討したほうが早いかもしれません。

3DS充電器はセリアよりネット購入が推奨

ここまで100均での入手方法をお話ししてきましたが、実は私が最も推奨する方法は別にあります。

それは、Amazonや楽天などのネット通販を活用することです。

「えっ、送料がかかるし高いんじゃないの？」と思うかもしれませんが、最近は事情が変わってきています。

私が特におすすめしたいのが、「USB Type-C変換アダプター」という小さなアイテムです。

これは、皆さんが普段スマートフォン（AndroidやiPhone 15以降）の充電に使っている「USB Type-Cケーブル」の先端にカチッと装着するだけで、3DSを充電できるようにする変換コネクタです。

これの何が素晴らしいかというと、最大のメリットは「専用のケーブルを増やさなくて済む」という点です。

DS用の長いケーブルをわざわざ一本持っておくのは、収納の面でも持ち運びの面でも結構邪魔ですよね。

でも、この小さな変換アダプターなら、財布の小銭入れに入れておけるくらいのサイズ感です。

外出先でバッテリーが切れそうになっても、友達からスマホの充電器を借りて、このアダプタを噛ませればすぐに充電できてしまいます。

コスパとタイパの比較

例えばAmazonなら、この変換アダプターが2個セットで500円〜600円程度で売られていることが多いです。

1個あたり300円弱。

ワッツのケーブルと同じくらいの価格ですが、手持ちの高品質なスマホ用急速充電器や高耐久ケーブルをそのまま流用できるメリットは計り知れません。

100均を何軒も回ってガソリン代と時間を使うくらいなら、ポチって翌日に届くのを待つ方が、結果的に「タイパ（タイムパフォーマンス）」が良いと言えるのではないでしょうか。

100均USBケーブルの安全性と電圧

安価な100均のケーブルやサードパーティ製のケーブルを使う際、どうしても気になるのが「安全性」ですよね。

「純正じゃない充電器を使って、大切なゲーム機が壊れたりしない？」という不安はもっともです。

ここでは、少し専門的な電気の話を噛み砕いて解説します。

まず、ニンテンドー3DS等の純正ACアダプター（WAP-002）の裏面を見ると、定格出力として「DC 4.6V」と書かれています。

一方で、一般的なUSB充電器（スマホ用など）の出力電圧は「DC 5.0V」という規格で決まっています。

「4.6Vの機器に5.0Vを流しても大丈夫なの？」と思いますよね。

結論から言うと、この程度の電圧差（0.4V）であれば、工学的にはほぼ問題ありません。

その理由は、DS本体内部にある「電源管理回路（PMIC）」という部品が優秀だからです。

この回路が、入ってきた電気をバッテリー充電に適した電圧に自動的に調整（降圧）してくれます。

実際、USB充電ケーブルは何年も前から数多くのメーカーから販売され、何百万本と流通していますが、電圧差が原因で本体が爆発したといった重大事故の話はまず聞きません。

ただし、注意すべきは「電圧」よりも「電流（アンペア）」と「ケーブルの品質」です。

100均の極端に細いケーブルを使うと、抵抗値が高すぎてうまく電流が流れず、充電速度が極端に遅くなったり、ケーブル自体が熱を持ったりすることがあります。

これを防ぐためにも、やはりワッツのメッシュケーブルのような、ある程度しっかりした作りのものを選ぶか、信頼できるメーカーの変換アダプタを使うことが、安全に長く遊ぶためのコツです。

ニンテンドーDSの充電器を100均ダイソー以外で探す

ここまでは主に、現在でも比較的入手しやすい「3DS」や「DSi」を中心にお話ししてきました。

しかし、もしあなたが持っているのが、2004年に発売された「初代ニンテンドーDS」や、世界中で大ヒットした「ニンテンドーDS Lite」である場合、話は全く変わってきます。

実は、ニンテンドーDSシリーズは、モデルチェンジのたびに充電端子の形状をコロコロと変えてきた歴史があるのです。

ここを理解していないと、100均に行っても徒労に終わってしまいます。

初代DS充電器の端子形状を確認しよう

まず、お手元のDSがどのモデルなのか、裏面の型番シールや形状を見て正確に特定しましょう。

ここを間違えると、せっかく買ったケーブルが物理的に刺さらないという悲劇が起きます。

モデル名	発売年	端子の特徴と互換性
初代DS (NTR-001)	2004年	やや大きめの長方形に近い端子。 ゲームボーイアドバンスSPと共通。
DS Lite (USG-001)	2006年	非常に薄い独自の形状。 他のどのモデルとも互換性がありません（最重要）。
DSi / DSi LL	2008年	台形のような形状。 ここから3DS、New 3DS、2DSまでずっと同じ規格（WAP-002）が採用されています。

特に間違いやすいのが「DS Lite」です。

DS Liteは本体を薄くするために、充電端子も独自の極薄設計になっています。

そのため、初代DS用のケーブルも、3DS用のケーブルも一切刺さりません。

「DSって書いてあるから大丈夫だろう」と思って買うと、99%の確率で失敗します。

パッケージに「DS Lite対応」と明記されているか、必ず確認してください。

初代DS充電器は100均で見つからない

非常に残念なお知らせですが、2025年現在、「初代DS」および「DS Lite」専用の充電ケーブルは、ダイソー、セリア、キャンドゥを含むほぼ全ての100円ショップの店頭から姿を消しました。

数年前までは、一部の店舗で「DS Lite用ケーブル」が在庫処分のように売られていることもありましたが、今では見つけるのは砂漠でダイヤモンドを探すようなものです。

理由は単純で、ハードウェアの生産終了から時間が経ちすぎて需要が激減したため、100均の商品ラインナップから「廃番」としてカットされてしまったからです。

メーカーも採算が取れない商品は作り続けません。

ですので、もしあなたが初代DSやDS Liteの充電器を探しているなら、「100均巡り」は時間の無駄になる可能性が極めて高いです。

ガソリン代を使って何店舗も回るより、最初から別の入手ルートを検討することを強くおすすめします。

諦めが肝心、というやつですね。

初代DS充電器代用には変換アダプタ

「じゃあもう諦めるしかないの？」と思った方、ご安心ください。

店舗からは消えましたが、ネット通販の世界ではまだまだ現役です。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを覗けば、初代DS用やDS Lite用のUSB充電ケーブルが、数百円〜千円程度で新品購入できます。

ここで私が個人的に最強だと思っているアイテムを紹介します。

それは「マルチ充電ケーブル（3in1 や 5in1）」です。

これは、一本のケーブルの先端がタコの足のように枝分かれしていて、それぞれ「3DS用」「DS Lite用」「PSP用」「miniUSB」「microUSB」などの端子がついているものです。

レトロゲーム愛好家の必需品

このマルチケーブルを一本持っておけば、DS Liteも3DSも、さらにはPSPまでこれ一本で充電できてしまいます。

ケーブルのごちゃごちゃから解放されますし、久しぶりにどのゲーム機を出してきても「充電できない！」というトラブルがなくなります。

価格も1000円以下で買えるものが多いので、レトロゲームで遊ぶ機会があるなら、一本持っておいて損はない神アイテムですよ。

専用充電器なしで充電するリスクと方法

ネット上には、「専用の充電器がない時に、USBケーブルをカッターで剥いて、中の導線を直接DSの端子に接触させて充電する」といった荒技（ライフハック？）が紹介されていることがありますが、これは絶対にやめてください。

端子のプラスとマイナスを逆に接触させてしまったり、ショートさせてしまったりするリスクが非常に高く、最悪の場合、DS本体の基板が焼き切れたり、リチウムイオンバッテリーが発火・爆発したりする恐れがあります。

数百円のケーブルをケチった代償が火事では笑えません。

ただし、「純正のACアダプター（コンセントに挿す箱）」がない、という意味であれば、代用方法はいくらでもあります。

先ほど紹介した適切なUSBケーブルさえ入手すれば、電源側は以下のようなものがすべて使えます。

• スマートフォンの充電器（USBポートがあるもの）
• パソコンのUSBポート
• テレビやレコーダーについているUSB端子
• モバイルバッテリー
• 車のシガーソケットチャージャー

特にモバイルバッテリーとの組み合わせは最強です。

純正のアダプターではコンセントの近くでしか遊べませんでしたが、モバイルバッテリーならソファやベッドの上、あるいは外出先や車の中でも、バッテリー切れを気にせず無限に遊び続けることができます。

これは現代ならではのメリットと言えるでしょう。

まとめ：ニンテンドーDS充電器は100均ダイソーか通販で

長くなりましたが、最後に情報を整理しましょう。

ニンテンドーDSの充電器を探す旅は、まず「自分の持っているモデル」を正しく知ることから始まります。

• 「New 3DS / 3DS / 2DS / DSi」を持っている人：
  まずは近くのダイソー、もしあればワッツを探してみましょう。見つかればラッキー。なければAmazonなどで「Type-C変換アダプタ」を買うのが、現代的でスマートな解決策です。
  
  
• 「DS Lite / 初代DS」を持っている人：
  100均での入手はほぼ不可能です。店舗を回る労力を節約して、Amazonや楽天で「専用USBケーブル」や「マルチケーブル」をポチりましょう。数日後には懐かしいゲーム画面と再会できるはずです。

たかが充電器、されど充電器。

適切なアイテムを選んで、引き出しの奥で眠っていた思い出のゲームたちに、もう一度命を吹き込んであげてくださいね。

特にワッツの330円ケーブルや、ネット通販の便利グッズは、私が実際に使ってみて「これは良い！」と心から思えたものばかりなので、ぜひ検討してみてください！