The First Descendant(ザ・ファースト・ディセンダント)をプレイ中の方で、ハードモードの迎撃戦や侵入作戦での生存率に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
「ノーマルモードはサクサク進めたのに、ハードに入った途端にワンパンで沈むようになった…」というのは、多くの継承者が通る道です。
私自身もゲームを進める中で、デッドブライドやパイロマニアックの攻撃が激しくなるとすぐにダウンしてしまう壁にぶつかりました。
そこで「HPの増大 TFD」といったキーワードで攻略情報を必死に検索し、上位プレイヤーのビルドを参考にしながら、自分の装備を根本から見直すことにしたのです。
このゲームでは単にキャラクターレベルを40にするだけでは耐久力は足りません。
モジュールの選択や合成、そして外装部品の厳選といった「ビルド構築」が耐久力に直結します。
今回は私の実体験と検証をもとに、効率的なHPの増やし方について、初心者から中級者の方にもわかりやすく徹底的に解説します。
TFDでHP増大を叶える重要要素
The First Descendant(TFD)において、高難易度コンテンツをクリアするための鍵は、極論を言えば「死なないこと」です。
DPS(秒間ダメージ)ももちろん重要ですが、床を舐めて蘇生を待っている間はダメージがゼロになってしまいますし、デスカウントの上限に達すれば任務失敗となります。
ここでは、キャラクターの耐久力を飛躍的に高めるための基本的な考え方と、優先すべき装備について深掘りしていきます。
- TFDのHPサポートで生存率UP
- HP強化に効くレアモジュール
- バニーのスキルモジュールとHP
- 外装部品で基礎HPを底上げする
- HPコレクターでの回復と耐久
TFDのHPサポートで生存率UP

まず、耐久力を上げるうえで最も基本となり、かつ最終装備まで外れることがないのが、ノーマルモジュール(青色)の「HP増大(Increased HP)」です。
このモジュールは、全ての継承者(キャラクター)において最優先で最大強化すべきアイテムと言っても過言ではありません。
なぜ防御力やシールドではなくHPなのか?
本作には「HP」「防御力」「シールド」という3つの耐久ステータスがありますが、現環境(2025年時点のバランス)では、HPへの投資が最もコストパフォーマンスが良いとされています。
その理由は主に2つあります。
- 防御力の逓減(ていげん)効果: 防御力は数値が上がるほどダメージ軽減率の伸びが悪くなります。約20,000〜25,000程度確保すれば十分な軽減率(約40-50%前後)が得られ、それ以上積んでも効果が薄くなります。
- シールドの回復難易度: シールドは自然回復が始まるまでに時間がかかり、戦闘中に瞬時に回復する手段が限られています(エンゾなどの特定キャラを除く)。対してHPは、回復アイテム(ヘルスオーブ)が頻繁にドロップするため、継戦能力が高いのです。
HP増大モジュールの驚異的な倍率
「HP増大」モジュールを最大レベル(Lv.10)まで強化すると、その効果は最大HP +218.5%にも達します。
これは基礎HPが3倍以上になる計算です。
HP増大モジュールのメリット
最大強化時にはHPが+218.5%も上昇します。
しかも、このモジュールには「MP減少」や「シールド減少」といったデメリットが一切ありません。
どんなビルドを組むにしても、まずはこれを挿すところから始まります。
コストも他のレアモジュールに比べて低いため、収容容量を圧迫しにくいのも利点です。
「たかがノーマルモジュールでしょ?」と侮ってはいけません。
まずは手持ちのカイパーのかけらとゴールドを全て投資してでも、このモジュールのレベルを最大まで上げることを強くおすすめします。
これだけで、ハードモードの雑魚敵の攻撃を数発耐えられるようになり、世界が変わりますよ。
HP強化に効くレアモジュール
ハードモードの深層や、迎撃戦の「グラトニー」クラスのボスになると、青色の「HP増大」1枚だけでは耐えきれない場面が出てきます。
そこで活用したいのが、さらに強力な効果を持つレアモジュール(紫色)です。
特に重要なのが「HP増幅(HP Amplification)」と「刺激促進剤(Stim Accelerant)」の2つですね。
これらは青モジュール以上の倍率でHPを増やすことができますが、強力な効果の代償として、それぞれトレードオフとなるステータス低下(デメリット)が存在します。
自分の使う継承者の特性に合わせて使い分けることが重要です。
HP増幅と刺激促進剤の比較
どちらを採用すべきか迷うことが多いと思いますので、性能を比較してみましょう。
| モジュール名 | メリット(最大強化時) | デメリット | 相性の良い継承者 |
|---|---|---|---|
| HP増幅 (HP Amplification) | 最大HP +227.2% | 最大シールド -36.5% | グライ、バニー、レピックなど シールドに依存しない大半のキャラに最適。 |
| 刺激促進剤 (Stim Accelerant) | 最大HP +234.0% | 最大MP -15% | グライ、エイジャックス スキルコストにMPを使わない、または依存度が低いキャラ向け。 |
「HP増幅」が現状のメタ?
個人的な見解ですが、多くの継承者にとって「HP増幅」の方が使い勝手が良いと感じています。
理由はシンプルで、このゲームにおいて「シールド減少」は実質的なデメリットになりにくいからです。
特にハードモードでは敵の攻撃一発でシールドが剥がれることが多いため、「シールドを捨ててHPで受ける」という考え方が主流です。
シールドを持たない特殊な継承者である「グライ」にとっては、シールド減少のデメリットを完全に無視できるため、純粋な強化パーツとなります。
また、シールドが紙のように薄い「バニー」などのスピードスターにとっても、「HP増大」+「HP増幅」の2枚積みでHPを20,000近くまで盛るのが、事故死を防ぐための鉄板構成と言えるでしょう。
バニーのスキルモジュールとHP

フィールド狩りやダンジョン周回で圧倒的な効率を誇る「バニー」ですが、彼女は敵の群れに突っ込んで電気を放出する近距離戦闘スタイルのため、どうしても被弾リスクが高まります。
「バニーはすぐ死ぬ」と言われないためにも、HP管理は火力以上に重要です。
しかし、バニーはスキルを常時発動して走り続ける必要があるため、MP最大値が減少してしまう「刺激促進剤」とは相性が最悪です。
MPが減るとスキルの回転率が落ち、結果的に敵を倒す速度が下がって被弾が増えるという悪循環に陥ります。
第3の選択肢「時間分配」
そこで私がバニー使いの方に強くおすすめしたいのが、「時間分配(Time Distribution)」というモジュールです。
時間分配の効果(最大強化時)
最大HP +52.4%
スキルクールダウン -14.3%
一見するとHPの上昇量は+52.4%と控えめに見えます。
しかし、このモジュールの真価はサブ効果の「スキルクールダウン短縮」にあります。
バニーにとって、3番スキル(ライトニング・エミッション)の切れ目は命取りです。
このクールダウンを短縮しつつ、おまけでHPも底上げできる点が非常に優秀なのです。
バニーの理想的な構成例
私のバニービルドでは、以下のようにモジュールを組み合わせています。
- メイン耐久:HP増大(必須)
- サブ耐久兼CDR:時間分配
- 火力枠:特異点専門家、範囲拡大など
- 外装部品:HP重視の構成(後述)
このように、「HP増大」で基礎的な耐久を確保しつつ、「時間分配」で操作性と生存力を微調整する。
これが走りながら死なないバニーを実現するためのスマートな選択かなと思います。
外装部品で基礎HPを底上げする
モジュール構成と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「外装部品(External Components)」の厳選です。
「モジュールは完璧なのにHPが低い」と悩んでいる方の9割は、この外装部品選びで損をしています。
TFDのステータス計算式を理解することが重要です。
HPの最終値は以下の計算式で決まります。
( キャラクターの基礎HP + 外装部品のHP ) × モジュール倍率
つまり、掛け算の元となる「外装部品の数値」が低いと、いくらモジュールで+200%しても効果が薄れてしまうのです。
逆に言えば、外装部品で基礎値を盛れば、モジュールの倍率効果が爆発的に高まります。
補助電源の「ダブルHP」を狙え
外装部品には「補助電源」「センサー」「メモリ」「プロセッサー」の4部位がありますが、最も重要なのが「補助電源(Auxiliary Power)」です。
補助電源の厳選ポイント
4つの部位の中で、「補助電源」だけはメインオプションとサブオプションの両方に「最大HP」が付く可能性があります。
これを通称「ダブルHP」と呼びます。
例えば、レベル100のアルティメット(金)補助電源の場合、メインオプションでHPが約646上昇します。
さらにサブオプションで「最大HP +800〜900」といった数値が付くことがあります。
これらを合わせると、補助電源1つで基礎HPが1,500近く増える計算になります。
ここにモジュールの倍率(約3倍〜4倍)がかかるわけですから、最終的なHPには4,500〜6,000以上の差が生まれます。
これが「HP2万超え」を達成できる人とできない人の決定的な差です。
厳選のスケジュール
外装部品のドロップ場所は、毎週火曜日にローテーションします。
マップ画面から「難易度報酬」を確認し、補助電源がドロップ対象になっているエリアを特定して周回しましょう。
「HP」オプションが付くまで掘り続ける価値は十分にあります。
HPコレクターでの回復と耐久

最大HPをどれだけ増やしても、ダメージを受け続ければいつかは尽きます。
ヒーラー(ユジンなど)が常にパーティにいるとは限らない野良マッチングやソロプレイにおいて、自力で回復する手段を持つことは必須級の生存戦略です。
そこで輝くのが、アルティメットモジュール「HPコレクター(HP Collector)」です。
HPコレクターの性能と運用
このモジュールは「敵を倒すと最大HPの9%を即座に回復する」というシンプルかつ強力な効果を持っています(クールダウンあり)。
特に敵の数が多い「侵入作戦」や「カイパー採掘阻止」などのミッションでは、敵を倒し続ける限り、実質的に無限に回復し続けることができます。
- メリット:敵の群れに突っ込んでも、キルを取り続ければ死なない。ヘルスオーブを拾いに行く手間が省ける。
- 注意点:「自身が敵を倒した時」に発動するため、味方が全ての敵を倒してしまうと発動しません。また、ボス単体との戦い(迎撃戦)では雑魚が湧かない限り発動機会がないため、ボス戦では外して別のモジュールに変えるのが定石です。
入手難易度が高い点に注意
このモジュールは非常に優秀ですが、ドロップ率が低く設定されています(約2%〜5%程度)。
おすすめの周回場所は、ハードモードの「ベスパーズ」地域にある「前線拠点」ミッションです。
ここはミッションの回転率が非常に良く、1周2分程度で回せるため、試行回数を稼ぎやすいです。根気よく周回してみてください。
TFDのHP増大とモジュール運用
ここまで個別の要素を見てきましたが、ここからはそれらをどう組み合わせて運用していくか、もう少し踏み込んだテクニックについてお話しします。
モジュールの合成システムやソケットタイプの調整など、ゲーム内システムをフル活用してキャラクターを完成させましょう。
- モジュール合成で強くなる方法
- 知っておくべき合成限定モジュール
- 伝染の入手と周回時の耐久確保
- モジュール移植の活用テクニック
- TFDのモジュール分解と素材
- まとめ:TFDのHP増大の極意
モジュール合成で強くなる方法

TFDには、不要なモジュールを4つ組み合わせて新しいモジュールを生み出す「モジュール合成」というシステムがあります。
アルビオンにいるNPC「シリオン」のところで行えるこの機能、単なるゴミ捨て場だと思っていませんか?
実はこれ、最強を目指すなら避けて通れない重要な要素なんです。
合成を行うことで、フィールドドロップでは入手しにくいレアモジュールや、特定のトランスセンデント(赤)モジュールを入手できるチャンスがあります。
合成の法則として、投入するモジュールのレアリティが高いほど、生成されるモジュールのレアリティも高くなりやすい傾向があります。
インベントリを圧迫する大量の重複モジュール(特に紫色のレアモジュール)は、分解してカイパーのかけらにするのも良いですが、ある程度余裕ができたら「レア×4」で合成を行い、未入手のモジュールを狙う「モジュールガチャ」に挑戦するのも一つの強化手段です。
思わぬお宝が出るかもしれませんよ。
知っておくべき合成限定モジュール
実はこのゲームには、フィールドでのドロップやミッション報酬では一切手に入らず、「合成でのみ」排出される限定モジュールが存在することをご存知でしょうか?
これを知らずに「攻略サイトに書いてあるモジュールが、指定の場所を100周しても落ちない!」と嘆いているプレイヤーをたまに見かけます。
代表的な例としては以下のようなものがあります。
- 射撃フォーカス (Shot Focus): 銃器攻撃力を上げつつスキル威力を下げる、銃撃メインビルドの必須級モジュール。
- シールドコレクター (Shield Collector): HPコレクターのシールド版。カイルなどのシールド依存キャラには喉から手が出るほど欲しい一品。
- ハードライン抑制 (Hardline Suppression): 特定の銃器クラスの性能を底上げするものなど。
耐久面やリソース管理に役立つレアなモジュールも合成から出現することがあります。
もし欲しいモジュールの入手方法が「合成」となっていたら、特定のミッションを周回するのではなく、他の場所でモジュールを乱獲してシリオンの元へ通うのが正解です。
伝染の入手と周回時の耐久確保

特定の継承者、例えば毒属性の「フレイナ」を使っている方なら、彼女の専用モジュール「伝染(Contagion)」をご存知かもしれません。
これは敵を倒した際に毒を周囲に撒き散らし、連鎖爆発を引き起こす非常に強力なモジュールです。
この「伝染」を入手するためには、ハードモードの迎撃戦ボス「デッドブライド」を倒す必要があります。
しかし、このデッドブライド戦こそが、今回解説したHP増大ビルドの試験場と言えるでしょう。
対デッドブライドの生存ライン
デッドブライドは強力な氷属性の全体攻撃を行ってきます。
この際、HPが低いと一瞬で凍結・即死してしまいます。
攻撃力を上げたい気持ちをグッと抑えて、まずは以下のステータスを目指してください。
- HP: 15,000以上(理想は20,000)
- 氷属性耐性: 3,000〜4,000以上(外装部品やモジュールで確保)
「伝染」を手に入れるための周回中に、何度もダウンしてデスカウントを消費してしまうと、他の3人のメンバーに迷惑をかけてしまいます。
野良マッチングにおいて、耐久力の確保は最低限のマナーとも言えます。
「火力は仲間が出してくれるかもしれないが、自分の命は自分で守るしかない」という意識で挑みましょう。
モジュール移植の活用テクニック
「HP増大」「HP増幅」「時間分配」…これら全てのモジュールを最大強化して装備しようとすると、モジュールの「収容容量(コスト)」が限界を超えてしまい、全てをセットすることができません。
そこで必須になるのが、「モジュールソケットタイプの付与(通称:転生)」です。
貴重なアイテム「結晶化の触媒(通称:ドーナツ)」を使用して、スロットに特定のマーク(ソケットタイプ)を付与することで、同じマークのモジュールをセットした際にコストを半減させることができます。
例えば、コスト16のモジュールならコスト8で装備できるようになります。
HP系は「セルリアン」が多い
「HP増大」「HP増幅」「刺激促進剤」など、主要なHP関連モジュールは「セルリアン(Cマーク)」のソケットタイプであることが多いです。
これからキャラクターを育成する際は、まず「セルリアン」のソケットを1つか2つ増やすことから始めると良いでしょう。
そうすることで、高コストなHPモジュールを安く装備でき、余った容量を攻撃系モジュールに回せるようになります。
耐久と火力の両立には、この計画的な「転生」が不可欠です。
TFDのモジュール分解と素材

最後に、モジュール育成のリソース管理についてです。
モジュールをLv.10まで強化するためには、大量の「カイパーのかけら」と「ゴールド」が必要です。
これらを効率よく集めるためには、不要なモジュールの「分解」が欠かせません。
特に「HP増大」のようなノーマルモジュールは強化コストが比較的安いですが、レア(紫)やアルティメット(金)、トランスセンデント(赤)モジュールを強化しようとすると、数十万単位のカイパーと数百万ゴールドが一瞬で溶けていきます。
リソースの優先順位
- フィールドで拾った重複モジュールは、基本的に分解してカイパーに変える。
- ただし、合成限定モジュールを狙うために、レア(紫)モジュールはある程度の数を倉庫に残しておく。
- ゴールド不足は深刻になりがちなので、「バルビーラン」のような効率的なゴールド稼ぎができる場所情報を常にチェックする。
リソースが足りないうちは、全てのモジュールを中途半端に上げるのではなく、「HP増大」1点を集中して最大にするほうが、生存率への貢献度は高いです。一点豪華主義でいきましょう。
まとめ:TFDのHP増大の極意
今回は「TFDでHPの増大 」をテーマに、高難易度コンテンツでの生存率を上げるための具体的な方法を紹介してきました。
The First Descendantは、爽快なアクションシューティングであると同時に、緻密な数字の積み上げを楽しむRPGでもあります。
- まずは青色の「HP増大」を最大強化する(最優先!)。
- 外装部品(特に補助電源)で「ダブルHP」などのHPオプション付きを厳選する。
- 必要に応じて「HP増幅」などでさらに数値を盛り、HP20,000を目指す。
- 「HPコレクター」などの回復手段を確保し、継戦能力を高める。
これらを実践すれば、今まで即死していたボスの攻撃もギリギリで耐えられるようになり、攻略の安定感がグッと増すはずです。
「死ななければ、勝てるチャンスはある」。
ぜひ自身の継承者をカチカチに強化して、ハードモードの戦場を駆け抜けてください!
※ゲーム内の最新アップデート情報やバランス調整については、公式サイトのニュースをご確認ください。(出典:NEXON『The First Descendant』公式サイト ニュースページ)


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