PS5でレバーレスコントローラーや特定の変換アダプターを使用する際、約8分で接続が切れてしまう「8分認証」問題にお悩みではありませんか。
この問題は、PS5の8分認証解除の対策を施さない限り、快適なゲームプレイを妨げる大きな障害となります。
特にストリートファイター6などの対戦型格闘ゲームにおいて、一瞬の操作不能は勝敗に直結するため、非常に深刻な問題です。
特に、コストパフォーマンスに優れるHaute42の問題や、自作コントローラー愛好家に人気のGP2040 CEの8分認証の課題は、多くのユーザーが直面するところです。
これらを解決するためには、Haute42コンバーターのような専用機器の利用や、GP2040 CE PS5 パススルー設定(GP2040-CE PS5 Passthroughとも呼ばれます)という特定の技術的アプローチが必要になる場合があります。
中には、過去のPS4での対策方法と混同し、Gp2040 CEの情報を探している方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、PS5に関する「認証」や「解除」の悩みは、レバーレスコントローラーの認証問題だけにとどまりません。
例えば、PS5の機器認証を解除するにはどうすればいい?といった本体設定の基本的な疑問や、PS5のコントローラーのペアリング解除方法は?という日常的なトラブルシューティング、さらにはアカウント関連でファミリー管理者を解除するには?といった複雑な問題、セキュリティ設定で二段階認証でエラーになる原因は?といったサインイン時のトラブルまで、その範囲は多岐にわたります。
この記事では、ゲーマーを悩ませるPS5の8分認証問題を解決するための具体的な方法から、アカウントや機器に関連する様々な「認証解除」の疑問まで、幅広く、そして深く掘り下げて解説していきます。
PS5の8分認証解除とコントローラー問題
- レバーレスの8分認証とは
- Haute42の8分問題の対策
- Haute42コンバーターの利用
- GP2040 CEの8分認証回避
- GP2040 CEパススルー設定
- GP2040 CE keyの役割
レバーレスの8分認証とは

「レバーレス 8分 認証」とは、主にPlayStation 5(PS5)やPlayStation 4(PS4)において、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の公式ライセンス品ではないコントローラー(非純正品)を使用した際に発生する現象を指します。
PlayStation本体のシステムは、接続されたコントローラーが公式ライセンス製品であるかを定期的にチェックするセキュリティ機構を備えています。
この認証チェックが約8分ごとに行われるとされており、この厳格なチェックをクリアできない非公式のコントローラーは、接続から約8分が経過した時点で強制的に接続が解除され、操作不能になってしまいます。
この問題は、特にアーケードコントローラー(アケコン)や、近年人気のレバーレスコントローラーを自作(DIY)したり、PC用や他のゲーム機用のものをPS5に流用したりする場合に顕著になります。
集中力を要するゲームプレイの真っ最中に、予告なく操作が途切れるため、対戦ゲームや高難易度のアクションゲームでは致命的な問題として認識されています。
認証の仕組み(コミュニティによる解析)
この認証の仕組みについてSIEから公式な詳細が発表されているわけではありません。
しかし、コントローラー愛好家や開発者コミュニティの長年の解析によれば、公式ライセンス品には認証チェックを通過するための特殊な暗号化「Key(鍵)」情報がハードウェア(チップ)に搭載されていると推測されています。
非公式の機器にはこのKeyがないため、認証に失敗し接続が切断される、という仕組みになっていると考えられています。
この認証システムは、チート行為を可能にするような不正なデバイスの排除や、品質基準を満たさない周辺機器から本体を保護する目的があるとも言われています。
Haute42の8分問題の対策

近年、その圧倒的なコストパフォーマンスとカスタマイズ性で人気を集めている「Haute42」シリーズのレバーレスコントローラーですが、これらをPS5で使用する際にも、やはり8分認証問題が発生するケースが報告されています。
Haute42製品の多くは、オープンソースの「GP2040-CE」ファームウェアを採用しており、低遅延で多機能な点が魅力です。
基本的な仕様としてはPC(XInput)やNintendo Switch、PS4(一部モード)など多様なプラットフォームに対応していますが、PS5のネイティブ接続(PS5専用ゲームのプレイ)には標準で対応していないことがほとんどです。
この厄介な問題を回避し、Haute42コントローラーでPS5ゲームを快適にプレイするための対策としては、主に以下の2つの方法が挙げられます。
- 専用コンバーター(アダプター)の利用: Haute42から提供されている専用ドングルや、Brookなどのサードパーティ製コンバーターを介して接続する方法。
- パススルー認証の利用: 認証機能を持つ他の機器(特定のサードパーティ製PS4コントローラーなど)を経由させる方法。
これらの対策の中で、比較的多くのユーザーによって試行され、情報が共有されているのが、後者のパススルー認証です。
具体的には、特定のサードパーティー製PS4用コントローラーを「認証用ドングル(鍵)」として経由させる方法が知られています。
ただし、どのPS4コントローラーでも良いわけではなく、コミュニティの検証情報によると「HORI ホリパッドFPSプラス for PlayStation4」(HORI公式サイト製品情報)のように、特定のチップセットを搭載しているとされるサードパーティー製の「非純正」PS4コントローラーが認証用ドングルとして機能するとの報告が多数あります。
純正コントローラーは認証用ドングルとして使えない?
非常に重要な注意点として、PS5純正のDualSenseコントローラーや、PS4純正のDUALSHOCK 4は、このパススルー認証用のドングルとしては使用できないとされています。
これは、純正コントローラーが本体と行う認証シーケンス(手順)が、サードパーティ製ライセンス品のものとは異なるためと推測されています。
あくまで特定の「サードパーティー製(非純正)PS4ライセンスコントローラー」が必要になるという点に留意が必要です。
Haute42コンバーターの利用

Haute42の8分認証問題をより手軽に解決する方法として、一部のモデルや販売代理店では専用のUSBコンバーター(アダプター/ドングル)が提供されている場合があります。
AmazonやAliExpressなどの販売ページで「Haute42専用コンバーター」や「PS5アップグレードドングル」といった名称で販売されているものが見受けられます。
これらの専用コンバーターは、一見するとPS5本体とコントローラーの間に接続するだけで問題が解決するように思えます。
しかし、製品情報や購入者のレビュー(Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイト情報を含む)によれば、多くの場合、使用前にPCでの事前設定やファームウェアのアップデートが必要となるようです。
例えば、コンバーターをPCに接続し、メーカーやコミュニティが提供する特定のWebサイト(Webコンフィギュレータ)にアクセスし、最新のファームウェアを適用したり、動作モードを「PS5」に切り替えたりする必要がある、といったケースが報告されています。
「買って挿すだけ」ではない可能性に注意が必要です。
購入時は「PS5対応」の定義をよく確認しましょう
もしHaute42製品と合わせてコンバーターの購入を検討する場合は、そのコンバーターが本当にPS5の8分認証を回避できるものか、そして使用にあたってPCによる事前設定が必要かどうかを、販売ページの説明文やレビュー、公式サイトなどで入念に確認することが重要です。
特に「PS5対応」という表記が、「PS5本体でPS4用ゲームをプレイする場合のみ対応」なのか、「PS5専用ゲーム(例:ストリートファイター6のPS5版)にもネイティブ対応」なのかを明確に見極める必要があります。
設定不要で接続するだけで認証を回避できるサードパーティー製の汎用コンバーター(例:Brook社の Wingman FGC や Universal Fighting Board など)も存在します。
これらは価格が比較的高価ですが、設定の手間が少なく、信頼性も高いと評価されています。
ただし、Haute42専用を謳う安価な製品とは仕様や性能が異なる可能性があるため、予算と自身のスキルに応じて選択しましょう。
GP2040 CEの8分認証回避

GP2040-CEは、Raspberry Pi Pico(ラズベリーパイピコ)などの安価で入手しやすいマイコンボードをベースに、高性能・低遅延なレバーレスコントローラーを自作できるオープンソースのファームウェアとして、世界中の格闘ゲームコミュニティで非常に人気があります。
このGP2040-CEも、標準の状態ではPS5の8分認証を突破することはできません。
開発は活発に進んでおり、ファームウェアのバージョンアップ(例:v0.7.8など)によって機能が日々改善されていますが、それ単体でPS5の認証をクリアできるわけではないのが現状です。
これは、認証がソフトウェア(ファームウェア)の問題ではなく、SIEが要求するハードウェア的な「鍵」に依存する問題だからです。
GP2040-CEでPS5の8分認証を回避するための公式(開発コミュニティが推奨する)な方法は、「パススルー認証(PS Passthrough)」という機能を利用することです。
これは、認証機能を持つ別の機器(認証用ドングル)をGP2040-CEボードに物理的に接続し、その機器の「認証情報」を借りて(=パススルーさせて)、PS5本体のセキュリティチェックを通過させる技術です。
ファームウェアを最新版にアップデートすれば解決するかも!と期待してしまいますよね。
ですが、残念ながらPS5の認証問題はそれほど単純ではありません。
ファームウェアはあくまで「パススルー機能」を有効にするためのものであり、認証の「鍵」となる物理的なドングルが別途必要になる、と理解するのが正確です。
このパススルー機能に関する最新情報や設定方法は、GP2040-CEの公式サイトで確認できます。(参照: GP2040-CE Official Website)
GP2040 CEパススルー設定

GP2040-CEでPS5の8分認証をパススルー機能を使って回避する場合、①認証用ドングル(機器)の準備、②ハードウェアの配線(DIY作業)、そして ③GP2040-CE側の設定という3つのステップが必要になります。
認証用ドングルとして最も多くの動作報告があるのは「Mayflash MagicBoots FPSアダプター(PS4用)」です。
特にバージョンが「v1.1」のものが確実とされていますが、中古品やフリマアプリなどで購入する場合、それ以前の旧バージョンが届くリスクも伴います。
これ以外にも、特定のHORI製PS4コントローラーの基板を流用する方法なども報告されていますが、入手性や作業の難易度から、Mayflash MagicBootsが第一選択肢とされています。
次に、このドングルをGP2040-CE(Raspberry Pi Picoなど)に接続するため、USB Type-Aのメスコネクタ(ブレイクアウトボード)や配線材、はんだごてなどが必要になります。
ハードウェアの接続(DIY)
PicoボードとUSBメスコネクタを以下のように配線します。
これは電子工作のスキル(はんだ付けなど)を必要とする場合があります。
| USBメスコネクタ Pin | 接続先 | Raspberry Pi Pico Pin | 役割 |
|---|---|---|---|
| Vcc (5V) | VBUS | Pin 40 | ドングルへの電源供給 |
| D+ | GPIO 26 (例) | Pin 31 | USBデータ線(+) |
| D- | GPIO 27 (例) | Pin 32 | USBデータ線(-) |
| GND | GND | Pin 38 (など) | グランド(接地) |
※最重要注意点: D+とD-にアサインするGPIOピンは、必ず連続する番号(例: GP26とGP27、GP2とGP3など)に割り当てる必要があります。
Webコンフィギュレータでの設定
ハードウェアの接続が完了したら、GP2040-CEの設定モード(多くの場合はSTARTボタンを押しながらPCに接続)で起動し、ブラウザからWebコンフィギュレータ(通常はhttp://192.168.7.1/)にアクセスして、以下の2つの設定を変更・保存します。
- Peripheral Mapping (周辺機器マッピング):
「D+」の項目を、先ほど配線したGPIOピンの番号(例:26)に変更します。D-は自動的に次の番号(27)に設定されます。 - Add-Ons Configuration (アドオン設定):
「PS Passthrough」の項目を見つけ、これを有効(Enabled)にします。(※PS4 Modeとは排他利用になる場合があります)
全ての設定を保存した後、PicoのUSBメスコネクタにMayflash MagicBootsをしっかりと接続した状態で、Pico本体をPS5に接続します。
ゲームを起動してしばらくすると、コントローラーの表示が「PS5:AS」(Arcade Stick)などに変わり、8分認証が回避されたことが確認できる場合があります。
より手軽なBROOK製品も選択肢に
このような電子工作や設定が難しい、あるいはリスクが伴うと感じる場合、前述のBrook社が販売する「Wingman FGC」コンバーターや、「Universal Fighting Board(UFB)」基板(+専用アップグレードキット)を購入する方が、コストはかかりますが手軽で確実な場合も多いです。
これらはPS5の認証に公式対応しており、はんだ付けや複雑な設定なしに使用できる(または専用の配線キットが用意されている)ため、多くのゲーマーに選ばれています。
GP2040 CE keyの役割

GP2040-CEとPS5の認証について調べていると、「key」や「キーファイル」といった単語を目にすることがあります。
しかし、これは主にPS4の認証回避に関連する情報と、PS5の認証回避(パススルー)の情報が混同されている可能性が非常に高いです。
過去、GP2040-CE(やその他のカスタムファームウェア)には、PS4の認証を突破するために、ソニー純正のDualShock 4(PS4コントローラー)から認証に必要なシリアル番号や暗号キーなどのファイル(key.pem, serial.txt, sig.binなど)を抽出し、それをファームウェアにアップロードする機能(PS4 Mode)がサポートされていた時期がありました。
しかし、この方法は他社(ソニー)の暗号化されたキーを不正に抽出・利用するものであり、法的な問題(DMCAテイクダウン=デジタルミレニアム著作権法に基づく削除申し立てなど)の対象となりました。
その結果、このキー抽出に必要なツール(jedi_crypto-mod.pyなど)は現在、公式なリポジトリからは削除されており、入手も使用も困難かつリスキーな状態になっています。
一方で、PS5の認証に関しては、このようなキーファイルを抽出してファームウェアに組み込む方法は一般的ではありません。
前述の通り、GP2040-CEにおける現在のPS5対応は、キーファイルそのものを偽装するのではなく、「PS Passthrough(パススルー認証)」機能、つまり認証機能を持つ「外部ドングル」(Mayflash MagicBootsなど)の認証を「素通し」させる方法が主流となっています。
「PS5用のkey」は存在しない(探しても見つからない)
結論として、GP2040-CEでPS5の8分認証を回避したい場合、「ps5 key」や「ps5 認証ファイル」を探しても、解決策は見つかりません。
それはPS4時代の古い、あるいは法的に問題のある手法と混同しています。
正しいアプローチは、「PS Passthrough(パススルー設定)」に必要な機器(Mayflashドングルなど)や、ハードウェアの配線、Webコンフィギュレータでの設定手順を調べることです。
PS5の8分認証解除以外の認証問題
- PS5の機器認証を解除するには?
- PS5のコントローラーのペアリング解除方法は?
- ファミリー管理者を解除するには?
- 二段階認証でエラーになる原因は?
- PS5の8分認証解除方法のまとめ
PS5の機器認証を解除するには?

PS5における「機器認証」とは、主に「コンテンツ共有とオフラインプレイ」の設定を指します。
この設定を「有効」にすると、そのPS5があなたのアカウントの「いつも使うPS5」として登録されます。
この設定を有効にすると、以下のような大きなメリットがあります。
- そのPS5で遊ぶ他のユーザー(家族など)が、あなたが購入したダウンロード版ゲームやサブスクリプション特典の一部を共有できる。
- インターネットに接続していない状態でも、ダウンロード版ゲームやアプリをプレイできる。
しかし、PS5を買い替えたり、修理に出したり、売却・譲渡したりする際には、この機器認証(登録)を必ず「解除」する必要があります。
これを怠ると、新しいPS5でコンテンツ共有が有効にできなかったり、第三者にあなたのアカウント情報が残ったままになったりする危険性があります。
解除する方法は、①PS5本体から直接操作する方法と、②Webサイトからリモートで解除する方法の2種類があります。
PS5本体から解除する手順
本体が正常に動作し、手元にある場合は、この方法が最も簡単で確実です。
- PS5のホーム画面から [設定] > [ユーザーとアカウント] > [その他] を選択します。
- [コンテンツ共有とオフラインプレイ] を選択します。
- 現在「有効」になっている場合は、[無効にする] を選択します。
これで、そのPS5本体の機器認証(「いつも使うPS5」としての登録)が解除されます。
リモートですべての機器を解除する方法
PS5本体が故障して操作できない、あるいは既に手放してしまって手元にない場合、PlayStationの公式サイトからリモート(遠隔操作)で登録を解除できます。
リモート解除は「6ヶ月に1度」の切り札
この「すべての機器を登録解除」機能は、非常に強力な操作であるため、実行できるのが6ヶ月に1回のみという厳しい制限が設けられています。
一度実行すると、次の実行まで半年間待たなければなりません。
コミュニティ情報によれば、この6ヶ月の制限は、サポートセンターに連絡しても基本的に例外は認められないとされています。
まさに「切り札」的な機能ですので、実行するタイミングには細心の注意が必要です。(参照:PlayStationサポート公式 – PlayStation本体の登録を解除する方法)
- WebブラウザでPlayStation Networkの [アカウント管理] にサインインします。
- [機器の管理] > [PlayStation本体] を選択します。
- [すべての機器を登録解除] というボタンが表示されている場合は、それを選択します。
この操作は、特定のPS5だけを選ぶものではなく、あなたのアカウントに紐づく全てのPlayStation本体(PS4やPS3、PS Vitaなども含む)の機器認証が「一斉に」解除されます。
実行後は、現在使用中の新しいPS5で、再度「コンテンツ共有とオフラインプレイ」を有効にする必要があります。
PS5のコントローラーのペアリング解除方法は?

PS5に一度USBケーブルなどで接続して登録(ペアリング)したコントローラーは、本体のBluetooth機器リストに記憶されます。
しかし、コントローラーの接続が不安定になったり、誤動作したりする場合、あるいは友人が一時的に使用したコントローラーの情報を削除したい場合など、このペアリング情報を意図的に解除(削除)したい場面があります。
この操作は、コントローラーのトラブルシューティングの第一歩としても有効です。
ペアリングを解除(削除)する手順:
- PS5のホーム画面から [設定] > [周辺機器] を選択します。(※操作可能な別のコントローラーが必要です)
- [一般] > [Bluetooth機器] を選択します。
- 「登録済みの周辺機器」の一覧が表示されます。この中から、ペアリングを解除したいコントローラー(例: “DualSense Wireless Controller”)を選択します。
- [削除する] を選択し、確認画面で [OK] を選択します。
これで、PS5本体から該当コントローラーの登録情報が削除され、ペアリングが完全に解除されます。
再度そのコントローラーを使用するには、USBケーブルでPS5本体と物理的に接続し、PSボタンを押して再ペアリングする必要があります。
ペアリング解除と「コントローラーのリセット」は別物です
この「ペアリング解除」は、あくまでPS5本体側から登録情報を削除する操作です。
これとは別に、コントローラー自体がフリーズしたり、ボタンが反応しなくなったりした場合に行う「コントローラのハードウェアリセット」という操作があります。
リセットの方法:
コントローラーの背面、SONYロゴの近くにある小さな穴(リセットボタン)を、クリップの先やSIMピンなどの細いもので5秒以上長押しします。
コントローラーの調子が悪い場合の対処法として、「ペアリング解除」と「ハードウェアリセット」の両方を行い、その後USBケーブルで再ペアリングすることで、問題が改善することが多くあります。
ファミリー管理者を解除するには?

PlayStation Network(PSN)の「ファミリー管理」機能は、ファミリー管理者(通常は保護者である大人)が、ファミリーメンバー(特に子ども)のプレイ時間、利用できる機能(ボイスチャットなど)、月の利用上限金額などを厳格に管理できる、ペアレンタルコントロールの中核となる機能です。
ここでいう「ファミリー管理者を解除する」という言葉には、2つの意味合いが考えられます。
- ファミリー管理者(大人)や保護者(大人)を、ファミリーグループから削除(登録解除)する。
- ファミリー管理者(大人)が、ファミリーメンバー(子ども)をファミリーから解除(削除)する。
このうち、①は可能ですが、②は(子どもが18歳になるまで)原則として不可能です。
ファミリーメンバー(大人)を解除(削除)する手順
この操作は、ファミリー管理者のみが行えます。例えば、アカウント管理者が変わる場合や、保護者として登録していた大人がファミリーから抜ける場合などに行います。
- PS5の [設定] > [ファミリーとペアレンタルコントロール] > [ファミリー管理] に進みます。
- 削除したいファミリーメンバー(大人または保護者)を選択します。
- [ファミリーから削除する] を選択します。
この操作は、Webブラウザの [アカウント管理] > [ファミリー管理] からも同様に行うことが可能です。
【最重要】子どもアカウントはファミリーから解除できません
非常に重要なPlayStationの仕様として、一度ファミリーに登録した「ファミリーメンバー(子ども)」のアカウントを、ファミリー管理者が一方的にファミリーから解除(削除)することはできません。
これは、子どもが18歳になるまで、保護者の管理下で安全にゲームをプレイできるようにするための強固な仕様です。
子どもアカウントは、18歳の誕生日を迎えた後に、本人の操作によって通常の大人アカウントにアップグレードすることが可能になりますが、それまではファミリーに所属し続けます。(参照:PlayStationサポート公式 – ファミリーアカウントを設定する方法)
二段階認証でエラーになる原因は?

PSNアカウントのセキュリティを大幅に強化し、不正アクセスや乗っ取り被害を防ぐために「2段階認証」は非常に重要です。
これは、パスワードに加えて、SMS(ショートメッセージ)や認証アプリ(Google Authenticatorなど)で受け取った確認コードの入力を要求する仕組みです。
しかし、この設定時やサインイン時にエラーが発生し、ログインできなくなることがあります。
その主な原因としては、以下の点が考えられます。
1. PSNアカウントと他サービスのアカウント統合問題
PlayStationサポートの公式情報によると、PSNのアカウントのサインインID(Eメールアドレス)が、ソニーグループの他のサービス(例: My Sony IDなど)と統合されている(同じメールアドレスとパスワードを使っている)場合、2段階認証の設定時にエラー(特にエラーコード: WS-117224-7)が発生することがあると報告されています。
この場合の対処法は、PlayStationサポートの案内に従い、一度アカウントの統合状態を解除してから、再度2段階認証の設定を試みることです。(参照:PS5エラーコード WS-117224-7 | PlayStationサポート)
2. 確認コード(SMS)が届かない
エラー表示は出なくとも、肝心の確認コードがSMSで届かないケースです。
- スマートフォンの電波状況が悪い、またはモバイルネットワークに接続されていない。
- 機内モードがオンになっている。
- スマートフォンのSMS設定で、海外からのSMS(国際SMS)や、特定の番号(アルファベットの送信元名など)からのメッセージを受信拒否している。
コードが届かない場合は、まず電波状況や設定を確認し、[コードを再送信] を試してみてください。
それでも届かない場合は、数分待ってからモバイル機器を再起動する、といった対処が推奨されます。(参照:PSNの2段階認証の問題を解決する方法)
3. 認証アプリの時刻設定のズレ
認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使用している場合、そのアプリが生成するワンタイムパスワードは「時刻」に基づいています。
そのため、お使いのスマートフォンの時刻設定が(手動設定などで)数分ずれていると、アプリが生成するコードとサーバーが期待するコードが一致せず、認証に失敗しエラーになることがあります。
スマートフォンの設定で「日付と時刻の自動設定」がオンになっているか確認してください。
【最重要】バックアップコードを必ず安全な場所に保管しましょう
2段階認証を設定する際、画面に「バックアップコード」が10個表示されます。
これは、スマートフォンを紛失したり、機種変更で認証アプリが使えなくなったり、SMSが受信できなくなったりした際の「最後の命綱」です。
このコードがないと、アカウントに二度とサインインできなくなる最悪の事態も起こり得ます。
必ず、紙に印刷して物理的に保管する、パスワードマネージャーに安全に記録するなど、メインのスマートフォンとは別の安全な場所に保管してください。


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